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2011年11月06日

正倉院展現地探訪ツアー 2011

大好評開催中!!
正倉院展2011現地探訪ツアー
~宝物誕生のその時~

正倉院展現地探訪ツアー 2011
(正倉院正倉は現在補修工事の為、見学はできません。)
より良いウォークにしてゆくため、若干内容変更しております。最終更新10月5日。

第63回正倉院展の開催に際した、ゆかりの地を巡るウォークツアーです。

その豪華さ美しさに目を奪われる、煌びやかな正倉院宝物は、その多くが聖武天皇の愛用品であります。
聖武天皇の没後、妻の光明皇后がその全品を東大寺に献納した事から、正倉院宝物の歴史が始まります。
一日当たりの入館者数世界一を誇る「正倉院展」の前に、その宝物にまつわるゆかりの地を巡ってみませんか?

奈良は初めての方、お久しぶりの方もお気軽にご参加くださいませ!


【開催日】10月15日(土)~11月14日(月) 雨天決行、荒天中止
【時間】午前の部9時~12時半、午後の部14時~17時半予定(各回10分前より受付開始)
(各回2名様からご案内いたします。)

【集合場所】東大寺大仏殿院中門前(南大門の北側200m突き当り)
【ご案内料】300円
【大仏殿拝観料】500円(現地にて各自ご負担お願いいたします。)

【予定コース】
大仏殿院中門前 → 大仏殿 → 二月堂 → 正倉院事務所前 → 聖武光明御陵
【ご案内】松本俊幸(奈良まほろばソムリエ) 奈良まほろばソムリエとは?

【申し込み方法】当ブログへのコメント、
ツイッター返信・DM。(アカウントは@yumeyamato)
メール asukaniyosi@mail.goo.ne.jp のいずれかまで。
(表題に「正倉院展ツアー応募」と参加人数、参加日(午後か午前も)、連絡先を明記のうえ、お申込み下さいませ。)当日現地でも若干名受付致します

【ご連絡】
ご案内は聖武・光明夫妻の心に焦点をあてた内容になります。
宝物そのもののご案内はございません。
全体の進行に影響を及ぼすような、本格的なカメラ撮影はご遠慮くださいませ。
現地でも若干名受付いたしますが、事前申し込みして頂ければかなり助かります。
キャンセルの際はご連絡お願いいたします。

育児・親子関係に悩んでおられる方、是非ご参加下さいませ。
奈良には効能抜群の薬がございます!


こちらに参加してから博物館へ行くか、見てから現地を歩くか。
午前中でも午後からでも・・・。


第63回正倉院展

1946年(昭和21年)に第1回が行われた正倉院展は、今年で第63回を迎えます。
その煌びやかな宝物の誕生のその時に焦点を当て、現地を探訪するウォークです。
一日当たりの入館者数世界一を誇る「正倉院展」のルーツを探り、心ゆくまで“天平の心の至宝”を御堪能下さいませ!!


「奇跡の保存とその動機」

奈良が世界に誇る不朽の至宝、正倉院宝物の約650点は、聖武天皇の遺品を妻の光明皇后が、七七日(49日)に全品(つまり、聖武天皇の御殿の中全部)を東大寺に献納したものであります。
その遺品が約1250年経った今でも見る事が出来るという事実は、奇跡と言うしかありません。
歴代の天皇さんの中で、650点以上にも及ぶ遺品が残っているのは、聖武天皇だけであります。
聖武天皇だけが桁違いに突出しているのです。
今の天皇陛下は第125代目の天皇さんであります。
聖武天皇は第45代目の天皇さんであります。
一代前の昭和天皇の遺品ですら、平成の時代に見れる機会なんてまずありません。
みなさんも、他の歴代天皇の遺品を見た経験など、ほとんど無いと思います。
しかしながら、この奈良では遥か昔の天平時代の天皇さんの遺品が毎年見れるのですね。
ほんとに、素晴らしくそして驚愕的な事と、感嘆の念を抱かざるを得ません。
これが、奈良の底力といっても過言ではありません。
なぜなら、他の歴代天皇さんの生活用品なんて、何一つ残っていないのですから。
しかしなぜ残ってないのでしょう?
保存しようとしていなかったからですね。後世に残そうとしていないから。
つまり、壊れてしまったり、土の中に埋もれてしまったりしているからですね。
埋蔵物になってしまっているという事です。
おそらく、飛鳥の都や藤原京、平城京、平安京の周辺を全て発掘調査してゆけば、
何かは出てくるかと思います。
が、正倉院宝物のようにあんなに綺麗には保存されてはいないでしょう。
使っていた時そのまま状態で、しかも家の中の物がごっそり残っているのは、
世界の王室の歴史でも、聖武天皇だけであります。
これは、歴代皇后の中で、夫の遺品を官寺に献納し後世に残そうとした皇后は、光明皇后だけという事でもあります。
ですので、もし、光明皇后が献納していなければ、他の天皇さんの遺品と同じように、自然消滅か埋蔵物になっていたという事です。
土中保存なら絶対に、あんなに綺麗には残っているとは、まず考えられません。
これは、世界的に見ても奇跡の保存と言えます。
つまり、光明皇后の気持ち一つだったわけですね。
もし、「献納しよう」という事を思いついていなければ、
例えば、螺鈿紫檀琵琶も、碁盤も、蘭奢待も、古文書も八角鏡も何もかも、今はどこにも無いわけです。
展覧会も絶対に出来ないのです。
もし、光明皇后が献納を思いつかなかったと考えると、ほんとにぞっとします。
ですので、私たちが正倉院展を見るにあたって、美しい宝物をめがけ博物館に駆け込んでゆく前に、
まず、光明皇后のその思いつきに、大いなる感謝をしないといけないという事なのです。
ではみなさん。
光明皇后は大切な大切な親愛なる夫の遺品を、なぜ一品残らず東大寺に献納されたのでしょう。
ずっと、手元に置いておきたいと思わなかったのでしょうか?
その理由、その動機とはいったい何だったのでしょう?

現地を歩けば全て分ってまいります!!



Posted by 奈良によし  at 14:45 │Comments(0)

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